■最新「アルファード」4台が被害に…
横浜税関は2025年5月8日、「横浜税関の動き(2025年分)」を更新。盗難車の不正輸出未遂事件の詳細を明らかにしています。
【画像】「えっ…!」 これが盗難された「アルファード」です! 画像で見る(20枚以上)
一体何があったのでしょうか。
今回の事件は横浜税関で発生しました。クルマを不正輸出しようとして未遂に終わったもので、「虚偽証明輸出」にあたるということです。
これは通関手続き検査の際に、輸出の申告があった内容とは違うものが詰められているのを職員が発見したもので、輸出される直前で阻止しました。
添付されている当該コンテナの複数の写真には、2023年に発売された現行型のトヨタ「アルファード」のホワイトのクルマが写っており、いずれもフロントバンパーやライトなどが取り外されています。
真意は不明ですが、輸送中の傷を防止するため、もしくはクルマ丸ごとだと検査が厳しくなるため、「廃車した解体車です」とするために外した可能性もあります。
あるいは盗難車の出どころを隠すため、その足跡がバレないように細工した、という偽装工作も考えられます。
また、クルマが入っているとバレないようにするためか車体ギリギリの小型のコンテナに詰め込んでいたもようです。
一部のコンテナではほかの中古車(ホンダ「インサイト」)と混ぜて、盗難車を秘匿するかのようにコンテナ詰めしていることがわかります。
一連の事件で、アルファードは合計4台が被害にあっており、盗難車だったことがわかりました。いずれも行先はタイ王国でした。
事件に関わった犯則嫌疑者は横浜地方検察庁に告発され、さらに捜査が続けられるとみられます。
※ ※ ※
自動車盗の件数は、セキュリティ装置の標準装備や市中の防犯カメラ設置などからピークの1割以下に減少しました。しかし、警察庁の最新データでは、2025年にすでに6080件起こっている現状です。
現在、自動車盗は特定の車種で際立って多く発生している傾向にあります。
その理由は、強盗や詐欺などの犯罪で使うためにクルマを調達するのではなく、中古車として海外で販売してお金を稼ぐのが目的となっているためです。
主に海外でニーズが高いモデルをターゲットにしており、今回のアルファードのほかトヨタ「ランドクルーザー」「ハイエース」「プリウス」、レクサス「LX」「RX」は非常に人気があって価格も高いため、狙われるリスクが非常に高い車種のひとつです。
SNSなどでも盗難車情報が頻繁に共有されていますが、一度盗難されると、ナンバーを付け替えられたりして追跡が困難なほか、すぐに窃盗団のヤードに持ち込まれて細工され、輸出される手続きが取られるため、取り返す手段はありません。
そのため、実質的に輸出入を管理する税関が、「最後の砦」になっています。
こうした状況から近年、税関では水際取り締まりを強化しており、中古車では正しい手続きが取られたどうかを確認するため、「輸出抹消登録証明書」などの書類の提出を求めたり、車台番号の確認を実施。
さらに、「大型X線検査装置」でコンテナを開けることなく不正輸出を発見できるようにしています。
また、盗難車のみならず、不正薬物や拳銃などの社会悪物品や、特許権や意匠権などを侵害するいわゆる「偽ブランド」の“バッタモン”などの水際取締りも強めているといいます。
一般からの密輸情報の提供も呼びかけており、公式の情報提供サイトや密輸ダイヤル「0120-461-961(シロイ・クロイ)」でも受け付けています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新「“3列7人乗り”ミニバン」発表! “ひろびろ内装”と「3列目シート」の快適性がスゴイ! 新「ステップワゴン」乗って体感した“乗り物酔い”防ぐ仕組みとは!
日産「新型スカイライン」登場へ! 高性能な「セダン」!? SUVモデル「クロスオーバー」復活!? 話題の「新モデル」登場説なぜ浮上した? どんなクルマになる?
相次ぐ逆走事故で「最強の防止装置」に話題殺到!? 消極的な政府に「国の怠慢」「弱腰じゃ一生事故消えない」の声も…逆走で「タイヤに刺さる」対策なぜ導入されないのか
【米国】レクサス新型「スポーティSUV」発表! ド迫力の400馬力“爆速仕様”がスゴイ! まるで「MT」な新システム搭載で進化した「新型RZ」登場!
日本初公開! 自衛隊の「次代を担う戦闘艦」三菱重工が披露 外国への輸出も睨んでか?
日産不振の元凶か 国内BEVシェア第1位「サクラ」本当に売れているの? 販売現場のリアルな声は
相次ぐ逆走事故で「最強の防止装置」に話題殺到!? 消極的な政府に「国の怠慢」「弱腰じゃ一生事故消えない」の声も…逆走で「タイヤに刺さる」対策なぜ導入されないのか
日産「新型スカイライン」登場へ! 高性能な「セダン」!? SUVモデル「クロスオーバー」復活!? 話題の「新モデル」登場説なぜ浮上した? どんなクルマになる?
「ETCをガマンって一体何の意味が……」旧車好き以外には理解不能な「究極の自己満」
ガソリンの新たな支援制度開始、最終的に最大10円「定額」補助[新聞ウォッチ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント